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CHARACTER & CASTキャラクター & キャスト

  • スカーレット /

    芦田愛菜

    とある国の国王である父を殺された王女。
    宿敵に復讐を果たすため“死者の国”を旅する。

    芦田愛菜 プロフィール

    2004年生まれ、兵庫県出身。TVドラマ「Mother」(2010)で「第65回ザテレビジョンドラマアカデミー賞」など新人賞を多数受賞。2011年には、NHK大河ドラマ「江〜姫たちの戦国〜」、TVドラマ「マルモのおきて」など話題作に出演。2012年には、『うさぎドロップ』、『阪急電車 片道15分の奇跡』で、「第54回ブルーリボン賞 新人賞」を史上最年少で受賞。近年の作品には、ドラマ「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」(2023)、「さよならマエストロ〜父と私のアパッシオナート〜」(2024)、映画『メタモルフォーゼの縁側』(2022)、『はたらく細胞』(2024)などに出演。『はたらく細胞』では、「第48回日本アカデミー賞 優秀助演女優賞」を受賞している。

    *細田作品初出演

    芦田愛菜 コメント

     スカーレットは、中世の王女で私と同世代の19歳という設定ですが、根底にあるものや価値観が違う部分がたくさんあり、演じることがとても難しかったです。

     監督から「現代の19歳と中世を生きる19歳は違う。一国の王女としての自覚や覚悟がある感じがほしい」と言葉をいただき、ジャンヌダルクやエリザベス1世など、動乱の世を生きた女性たちのことを調べ、少しずつ役作りしました。“復讐”とはどのような気持ちなのか、きっと大きな声を出さないと立ち向かっていけないだろうと想像しながら演じました。叫ぶシーンでは、少し戸惑いもありましたが、全力でやってみて“これだ!”と吹っ切れた瞬間があり、どんどん役が体に馴染む感覚がありました。

     スカーレットは、復讐に燃えて狂気的に見える部分もありますが、そうせざるを得ない状況を思うと、愛おしく、まっすぐ駆けていく姿は、観てくださる方々も応援したいと思ってもらえるのではないかと思います。

     混沌とした世界の中で一生懸命に生きようとする人々が描かれた作品ですが、それは現代世界にも通じる部分があり、また、苦しいことや絶望してしまうことがたくさんある中、それでも一生懸命前を向いて生きようとする人々に、いち観客として心打たれました。そのような明日への希望を感じていただける作品になっているのではないかと思います。

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    岡田将生

    現代の日本から“死者の国”に来て、
    スカーレットと共に旅をする心優しい看護師。

    岡田将生 プロフィール

    1989年生まれ、東京都出身。2006年デビュー。映画『アヒルと鴨のコインロッカー』(2007)、『天然コケッコー』(2007)に出演。2009年には、『ホノカアボーイ』『重力ピエロ』『僕の初恋をキミに捧ぐ』などで、「第52回ブルーリボン賞 新人賞」をはじめ多数の新人賞を受賞。2010年には、『告白』『悪人』で「第34回日本アカデミー賞 優秀助演男優賞」を受賞。近年の主な出演作に、ドラマ:連続テレビ小説「虎に翼」(2024)や「ザ・トラベルナース」(2022-2024)、日曜劇場「御上先生」(2025)、「地震のあとで」(2025)、映画:『ドライブ・マイ・カー』(2021)、『ゆとりですがなにか インターナショナル』(2023)、『ラストマイル』(2024)、『ゆきてかへらぬ』(2025)などがある。また、10月3日に映画『アフター・ザ・クエイク』が公開、初出演となる韓国製作ドラマDisney+オリジナル韓国ドラマ「殺し屋たちの店」シーズン2の配信を控えている。

    *細田作品初出演

    岡田将生 コメント

     長編アニメの声優に初めて挑戦しましたが、声だけでの表現はとても難しく、感情がこんなにも伝わりづらくなることを今回初めて知りました。色々なアニメを観させてもらっていますが、声優さんのすごさを改めて実感しています。

     僕が演じた聖は、困っている人たちに何の見返りもなく手を差し伸べるような人で、簡単に言うととても理想主義者です。復讐に燃えるスカーレットの鞘(さや)のような存在となれるよう、彼女の支え方や寄り添い方、聖の優しさや誠実さを伝えられるようにキャラクター像を作っていきました。スカーレットから反発されるシーンもありますが、今この世界でとても必要な人だと思います。スカーレットが抱えている問題や彼女が導き出す答えを、皆さんも彼女とストーリーに沿って考えながら、聖を通して、優しさや人に対して誠実さを求めてはいけないのか、求めるべきなのか…感じ取っていただけたら嬉しいです。

     細田監督の作品をいつも楽しみにしていましたが、自分がその内側に入れてもらえたことは嬉しくもあり、不思議な感覚です。正直、まったく内容を知らないまま、映画館で観たかった…と思ってしまう“細田作品ファンな自分”もいます。

     いちファンとして作品が完成するのを楽しみにしています。皆さんも是非、楽しみにお待ちください。

  • クローディアス /

    役所広司

    権力を求め、スカーレットの父であり自身の兄である
    アムレット王を殺して王位に就いた、冷酷非道な国王。
    何らかの理由で≪死者の国≫におちて、スカーレットの命を狙う。

    役所広司 プロフィール

    1956年生まれ、長崎県出身。国内外問わず数々の話題作に出演。国内での出演作品としては、映画『Shall we ダンス?』(1996)、『うなぎ』(1997)『失楽園』(1997)、『孤狼の血』(2018)にて 日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞。2005年にはハリウッド作品『SAYURI』、2006年に『バベル』に出演。2021年の映画『すばらしき世界』では、シカゴ国際映画祭で最優秀演技賞を受賞。2023年には、ヴィム・ヴェンダースが監督を務めた『PERFECT DAYS』に主演し、第76回カンヌ国際映画祭最優秀男優賞、第47回日本アカデミー賞にて自身4度目となる最優秀主演男優賞を受賞。近年の作品には、ドラマ「VIVANT」、「THE DAYS」(2023)、映画『銀河鉄道の父』(2023)、『窓ぎわのトットちゃん』(2023)、『八犬伝』(2024)などがある。

    *細田作品出演作
    『バケモノの子』(2015)熊徹役
    『未来のミライ』(2018)じいじ役
    『竜とそばかすの姫』(2021)主人公・すずの父役

    役所広司 コメント

    今回も細田監督作品に呼んで頂き大変光栄です。

    今回の録音はトップバッターで、まだ動いていないクローディアスの表情と監督の指示だけを頼りに録音しました。無音のスタジオで監督と二人で、まるで舞台公演のリハーサルをしているような現場は格別の経験でした。

    まだ僕は、動いている登場人物達も芦田愛菜さんや他のキャストの皆さんの声も聞いていません。

    完成がとても楽しみです。細田監督作品はいつも予想を遥かに超える、観たこともない世界を見せてくれます。とにかく完成が待ち遠しい!

  • アムレット /

    市村正親

    スカーレットの父で、とある国の心優しい国王だったが、
    クローディアスに嵌められて処刑される。

    *細田作品初出演

  • ヴォルティマンド /

    吉田鋼太郎

    騎士たちを従えるクローディアスの側近。
    ≪死者の国≫でスカーレットの命を狙う。

    *細田作品初出演

  • ガートルード /

    斉藤由貴

    スカーレットの母。弱腰な夫・アムレットを見限り、
    野心家のクローディアスの陰謀に加担する。

    *細田作品初出演

  • コーネリウス /

    松重豊

    腕っぷしの強いクローディアスの側近。
    ≪死者の国≫でスカーレットの命を狙う。

    *細田作品初出演

  • ポローニアス /

    山路和弘

    クローディアスの側近。レアティーズと共に
    ≪死者の国≫でスカーレットたちの動向を監視している。

    *細田作品出演作
    『バケモノの子』(2015)猪王山役

  • レアティーズ /

    柄本時生

    クローディアスの側近。ポローニアスと共に
    ≪死者の国≫でスカーレットたちの動向を監視している。

    *細田作品初出演

  • ローゼンクランツ /

    青木崇高

    クローディアスの家来。ギルデンスターンと共に
    ≪死者の国≫でスカーレットの命を狙う。

    *細田作品初出演

  • ギルデンスターン /

    染谷将太

    クローディアスの家来。ローゼンクランツと共に
    ≪死者の国≫でスカーレットの命を狙う。

    *細田作品出演作
    『おおかみこどもの雨と雪』(2012)田辺先生役
    『バケモノの子』(2015)主演・九太(青年期)役
    『竜とそばかすの姫』(2021)カミシン役

  • 少女 /

    白山乃愛

    ≪死者の国≫でスカーレットが出会う、少女。

    *細田作品初出演

  • 老婆 /

    白石加代子

    ≪死者の国≫でスカーレットが出会う、謎の老婆。

    *細田作品初出演